カード決済を受け付けるアメリカの連結アカウントの本人確認に関する要件の変更

具体的な変更点

card_payments ケイパビリティをリクエストしているアメリカのユーザーはすべて、今回の変更の影響を受けます。

連結アカウントから収集される必須情報

新たに収集される情報と API に追加される新しいフィールドは以下のとおりです。

アカウント登録時に特定の連結アカウントの設定で収集することが必要な確認情報の一覧をご覧ください。

以前から収集している情報に関する更新

連結アカウントで、以下の情報が求められるようになります。

フィールド

更新後の要件

その他の考慮事項

アメリカ在住の代表者から収集される SSN または ITIN

すべての種類のアカウント (Custom 連結アカウント、Express 連結アカウントを含む) について、アカウント登録時に末尾 4 桁の入力が必要になります

これは Standard 連結アカウントの現行の動作です

アメリカ在住の代表者から収集される SSN または ITIN

アカウント登録時に末尾 4 桁が確認できなかった場合、代表者は 9 桁すべてを入力する必要があります

アメリカ在住の代表者または所有者から収集される SSN または ITIN

決済金額が 50 万ドルを上回った場合、9 桁すべてを入力する必要があります

代表者とは、組織の管理、経営、運営のための重要な責任を負う人物のことであり、Stripe の規約に同意する権限を組織から与えられています。代表者については、アカウントに所有者が登録されていない場合に限り、50 万ドルの基準に該当すると 9 桁すべての入力が必要になります。

新しい確認エラーコード

連結アカウントから提供された情報が Stripe で確認できない場合は、詳細な確認レスポンスのエラーコードが Account オブジェクトで表示されるようになります。

納税者番号 (TIN) の確認に関するしきい値の更新

1099-K、1099-NEC、1099-MISC の申告書に関する IRS の申告しきい値に合わせて、Stripe が TIN を確認するしきい値が更新されます。今後は、決済金額が 600 ドルに達した時点と初回の支払いから 30 日以内のうち、早いほうのタイミングで確認が行われます。

明細書表記とそのプレフィックスを事前入力する方法

新規の連結アカウントについて、明細書表記が指定されていない場合は、次の入力済みフィールドを (この順番で) 使用して事前入力されます: business_profile[name] (商号)、business_profile[url]、法人名 (individual[first_name] + individual[last_name] または company[name])。

さらに、明細書表記のプレフィックスが指定されていない場合は、明細書表記の最初の 10 文字を使って事前入力されます。

既存のアカウントについて、明細書表記またはプレフィックスを確認できない場合、この情報を更新する必要があります。Stripe が事前入力ロジックを使用してこれらのフィールドを変更することはありません。