Stripe Connect は、複数の売り手と買い手をつなぐプラットフォーム型のビジネス向けの製品です。買い手からの支払い受け取りから、プラットフォーム手数料の徴収、設定した入金スケージュールでそれぞれの売り手の銀行口座への振込まで、複雑な決済処理を完全自動化できます。
こちらは、Stripe Connect の活用を検討中のプラットフォーム事業者様向けのガイドです。
理想のユーザ体験を設計、作成する前に、構築したいプラットフォームのタイプについてきちんと理解しておくことが重要です。出店者にどのようにセットアップさせるか、振込が行なわれるタイミングをどこまで管理するか、返金や不審請求などに誰が対応するかなど、さまざまな検討事項があります。
プラットフォーム:プラットフォームサービスを提供する方(親アカウント)
連結されたアカウント:プラットフォームを利用してサービスを提供し、入金を受ける方(子アカウント)
顧客:購入者でありお金を支払う方。
プラットフォームと売り手であるプラットフォームユーザを連結するには、3 種類のアカウントタイプがあります。下記の表は、それぞれのアカウントの比較です。詳細は、こちらにございます。
Standard |
Custom |
Express |
|
開発工数 |
低い |
高い |
中間 |
資金の流れの柔軟さ |
低い |
柔軟 |
柔軟 |
販売者登録画面・管理画面 |
Stripe の画面を利用 |
プラットフォームが管理 |
Stripe の画面を利用するがプラットフォームでも管理可能 |
Connect 利用料金 |
なし |
あり |
あり |
不正使用・チャージバック対する最終的な責任義務 |
Stripe が負う |
プラットフォームが負う |
プラットフォームが負う |
Stripe 手数料 |
販売者ごとに設定 |
プラットフォームに対して設定 |
プラットフォームに対して設定 |
どのアカウントタイプでも、Stripe がサポートしている国であればアカウントの作成が可能です。海外支店を設立するなどの必要はありません。例えば、プラットフォームが日本のアカウント、連結されたアカウントが米国のアカウントの様に、プラットフォームとは異なる国のアカウントを連結することも可能です。各国による規制の関係上、国をまたいだ場合にご利用いただけない資金移動の形態も存在するため、詳細の確認が必要な場合はサポートまでお問い合わせください。
Standard アカウント:なし
Custom、Express アカウント:
アクティブ*な子アカウントごとに200円/月
子アカウントに対して払い出された金額 (入金金額) の0.25%
子アカウントへの入金ごとに250円 (プラットフォームアカウントの国以外の連結されたアカウントに払い出す際は更に0.25%)
* Connect 料金には、別途消費税が加算されます。
*「アクティブなアカウント」とは、当該月にプラットフォームから入金が行われた子アカウントが「アクティブなアカウント」とみなされます。そのため、決済があっても連結されたアカウントへの入金がなければアクティブなアカウントとしてみなされないため、Connect料金は発生しません。
当該月に入金のあった子アカウントのコネクト料金+消費税が、翌月月初にプラットフォームアカウントより差し引かれます。