2023 年 12 月 15 日に、アメリカ、イギリス、欧州経済領域 (EEA)、スイスで適用される Stripe 利用規約と、特定の Stripe 製品の利用に適用される関連規約が改定されました。特に注意の必要な変更点の概要や発効日など、これらの変更の詳細を以下に示します。

これらの変更はいつ発効しますか？

アメリカ、イギリス、EEA、スイスの既存のユーザーの場合、改定後の Stripe 利用規約と関連規約は 2024 年 2 月 29 日に発効します (ただし、アメリカ、イギリス、EEA、スイスの Stripe Connect プラットフォームの Custom アカウントまたは Express アカウントは例外です。これらのアカウントの場合は、2024 年 3 月 31 日に発効します)。

改定後の規約にご同意いただけない場合は、Stripe のサービスの利用を停止し、規約が発効する前に Stripe アカウントを解約する必要があります。発効日後の製品とサービスの利用には、更新された規約が適用されます。

新規ユーザーに対しては、改定後の規約が即時発効します。

Tap to Pay on iPhone は新サービスのため、改定後の規約は即時発効し、プラットフォームで連結アカウントに Tap to Pay on iPhone を提供することが可能になります。

何らかの対応が必要ですか？

改定後の規約に同意する場合、Connect プラットフォームユーザーでない限り、対応は必要ありません。Connect プラットフォームユーザーの場合は以下をご覧ください。

Connect プラットフォームユーザーは何をする必要がありますか？

お客様が Connect を使用しており、アメリカ、イギリス、EEA、スイスの Custom アカウントまたは Express アカウントをお持ちの場合は、改定後の規約についてユーザーに通知する責任があります。2024 年 1 月 31 日までに通知を行ってください。重要な変更をユーザーに通知する際に使っている通常の方法を使用することをお勧めします (メールなど)。アメリカ、イギリス、EEA、スイスの Custom アカウントおよび Express アカウントに、以下の情報を含む通知を送ることをお勧めします。

Stripe の法務規約が更新されます。Connect アカウント契約 (Stripe 利用規約が含まれる) と関連規約は、こちらでお読みいただけます。規約の改定の発効日は 2024 年 3 月 31 日です。お客様によるご対応は不要ですが、この発効日以降も Stripe のサービスを引き続き利用した場合は、改定後の規約にご同意いただいたことになります。

Standard アカウントで Connect を利用されている場合、影響を受けるユーザーへの変更点の通知については、お客様に代わって Stripe で対応済みです。

アメリカ、イギリス、EEA、スイス以外を所在地とする Connect プラットフォーム:アメリカ、イギリス、EEA、スイス以外を所在地とする Connect プラットフォームユーザーの場合、Stripe の利用に改定後の規約は適用されません (既存の規約が引き続き適用されます)。ただし、上記のとおり、改定後の規約について、アメリカ、イギリス、EEA、スイスの Custom アカウントと Express アカウントに通知する責任があります。

変更点

特に注目すべき変更点は以下のとおりです。

1. データ処理同意書。Stripe は、EU・アメリカ間データプライバシーフレームワーク (EU・アメリカ間 DPF) に基づく認定を受けています。EU・アメリカ間 DPF と、イギリスへの同 DPF の拡張を採用したことに伴い、データ処理同意書 (DPA) を更新しました。EEA、イギリス、スイスからアメリカへの合法的な個人データ移転に関する規定が、データ移転に関する付帯事項に記載されました。最後に、お客様の透明性の義務をサポートするために、Stripe がデータ管理者として行う処理アクティビティーをさらに明確にしました。Stripe のデータ処理アクティビティーの詳細については、DPA、Stripe プライバシーポリシー、Stripe プライバシーセンターをご覧ください。
2. Stripe Payments サービス利用規約。カードネットワークやアメリカでの Stripe の BIN スポンサーを含む Stripe の金融パートナーに対するお客様の責任、ならびにお客様への入金前に Stripe で資金を保持する方法を明確にしました。また、MOTO (通信販売 / 電話販売) 取引および加盟店が開始する取引に Stripe を利用する際のお客様の責任について、アメリカの規約に詳細を追記しました。
3. Stripe Connect サービス利用規約および Connect アカウント契約。入金の受取人に関するアメリカの Connect プラットフォームの義務を明確にしたほか、Stripe で連結アカウント向けの税務情報レポートを発行する方法に関する透明性を高めました。また、Stripe で連結アカウントのデータを共有および使用する方法など、データ使用に伴うそれぞれの権利と義務についての詳細を追記しました。イギリス、EEA、スイスの Connect アカウント契約では、関連する Stripe の事業体が果たす役割に関する説明を理解しやすくしました。
4. Stripe Issuing の規約。Stripe Issuing のサービスをユーザーに提供できるようにするプラットフォームに対して、 Regulation Z により新たに課される義務と制限を考慮し、アメリカの Stripe Issuing プラットフォーム規約を改定しました。また、イギリス、EEA、スイスの Stripe Issuing アカウント所有者の利用規約および Stripe Issuing プラットフォーム規約も改定し、不審請求の申請を受けた取引に関する事項を含め、各当事者の役割と責任をさらに明確にしました。
5. Stripe Terminal - プラットフォームのサービス利用規約。今回の改定に伴い、プラットフォームでオーストラリア、アメリカ、イギリスの連結アカウントに Tap to Pay on iPhone を提供することが可能になります。Tap to Pay on iPhone は新サービスのため、適用される規約は即時発効します。 

金融パートナー規約

アメリカのアクワイアラー規約

アメリカの Visa および Mastercard の取引のアクワイアリング銀行として Goldman Sachs が追加されました。Goldman Sachs との連携によって提供されるサービスには、Goldman Sachs アクワイアラー規約が適用されます。アクワイアリング銀行パートナーにより、Stripe は Visa および Mastercard のネットワークに接続し、Visa および Mastercard の取引を処理することができます。Goldman Sachs は、アメリカにおける Stripe の既存のアクワイアリング銀行パートナーを補完することになります。

なぜこの通知が送られてきたのですか？

法務規約を更新する際、Stripe は影響を受けるすべての Stripe ユーザーに法的通知を送るよう義務付けられています (Stripe のマーケティングメッセージの登録解除を行ったユーザーも対象となります)。お客様は Stripe ユーザーであり、法的通知を登録解除することはできません。

今回の改定は、以前に同意した Stripe の他の規約に影響を与えますか？

改定後の規約には、stripe.com/legal で「最終更新日: 2023 年 12 月 15 日」と表示されます。Stripe のサービスのご利用に関して、これらのオンライン規約よりも優先される Stripe とのその他の規約に同意している場合、該当するその他の規約は今回の変更の影響を受けません。

更新前の規約はどこで参照できますか？

アメリカ向けの改定前の規約はこちら、EEA 向けの改定前の規約はこちら、イギリスとスイス向けの改定前の規約はこちらで参照できます。

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