Custom アカウントを有するプラットフォームの本人確認に関する要件: 期日に関するよくあるご質問

アメリカ、カナダ、シンガポールの本人確認要件の更新に伴い、更新されたビジネス情報をこれらの国の Custom 連結アカウントから収集する必要があります。更新されたビジネス情報の提供が必要なアカウントは、Stripe ダッシュボードおよび Accounts API 経由で確認できます。

この記事では、以下の内容についてご説明します。

連結アカウントをグループ化する方法

プラットフォームとそのユーザーのビジネスに対して生じる支障を最小限に抑えるために、Stripe は更新された要件をグループ単位で Custom 連結アカウントに適用します。これらのグループは、各グループのアカウント数、アカウントの決済額、未対応の要件の種類などの複数の要因に基づいて分けられます。

決済額が少ない連結アカウントは期日の早いグループに含め、アクティブなアカウント (過去 180 日以内に入金や支払いの受け付けが行われたアカウント) の大多数が同じ期日にならないよう努めました。

更新された要件に対応済みのアカウントも、期日が早いグループに含められます。更新された要件がこのようなアカウントで発効する場合、アカウントで必要な対応はありません。

各グループに属する連結アカウントの確認

グループは、ダッシュボードの審査するアカウントページの期日によって定義されます。

期日が同一の連結アカウントはすべて同じグループに含められ、要件が満たされない場合に入金と支払いが一時停止されるタイムラインも同一になります。

審査するアカウントページから、リスト内のアカウントの 1 つにカーソルを合わせて、必要なアクションを表示を選択します。連結アカウントの詳細ページが表示され、個々の要件とそれらの期日を確認できます。

アカウントが既存の要件に未対応の場合、その要件が必要なアクションセクションにも表示され、期日として早い日付が表示される可能性があります。このような既存の要件では、問題のステータスは有効期限到来あるいはより具体的なステータスとなります。

アカウントの入金や支払いが一時停止される可能性のある時期を API およびダッシュボードで確認する

まず API では、アカウントには future_requirements があり、ダッシュボードではまもなく制限対象というステータスが表示されます。

発効後も要件に未対応の場合、その要件は Accounts API 内で future_requirements から requirements に移行します。ダッシュボードではステータスはまもなく制限対象のままになります。

ダッシュボードの期日の下には、要件が有効になった 14 日後の日付が表示されます。期日が到来すると、API は requirements.currently_due から requirements.past_due に移行します。ダッシュボードのステータスは Restricted (制限対象) になります。このとき入金が一時停止されます。

さらに 14 日を経過すると、API では requirements.past_due と表示され、ダッシュボードのステータスは Restricted (制限対象) となり、支払いも一時停止されます。

アカウントで入金と支払いが有効になっているかどうかは、色の付いたアカウントステータスバッジの横にあるアカウントの詳細ページの上部で簡単に確認できます。

よくあるご質問

どこで各グループに属する連結アカウントを確認できますか?

アカウントの期日は審査するアカウントページで確認できます。期日はアカウントが割り当てられたグループを反映しています。期日が同一の連結アカウントはすべて同じグループに属しており、入金の一時停止と支払いの一時停止が行われる日付も同じです。

期日には何が行われますか?入金は一時停止されますか?

期日が到来すると、アカウントは入金を受け取れなくなります。14 日後も未対応の要件が残っている場合、決済を受け付けられなくなります。

なぜ日付が変更されるのですか?なぜ Stripe はこれらの期日をより早い段階で共有しなかったのですか?

Stripe は、プラットフォームアカウント、連結アカウント、Stripe の直接的な顧客の本人確認情報の更新を支援してきた中で、プラットフォームとそのユーザーのビジネスに対して生じる支障を最小限に抑えることを目指してきました。Stripe では当初、プラットフォームでユーザーへの対応を計画して開始できるように、明確な単一の期日を設定していました。

この新しいポリシーの発効にあたって、Stripe は期日を分散させて、特に多くのサポートを必要とする利用者とやり取りするのに十分な時間を事業者が確保できるようにしています。

一部の連結アカウントの期日を変更することはできますか?

残念ながら、アカウントの期日を変更するリクエストに応じることはできかねます。Stripe では、ビジネスで生じる支障を最小限に抑えるために、アクティブなアカウントの合計数とそれらの決済額、特定の要件を考慮して、アカウントを複数のフェーズにグループ化しています。

連結アカウントで期日が表示されない場合、どのような意味がありますか?

既存の要件の期日に到達しているアカウントでは、期日が表示されません。このようなアカウントは、不足している情報を通常の業務処理によって提供する必要があり、入金や支払いが上記のタイムラインより早く一時停止される場合もあります。

連結アカウントの期日が、更新された確認タイムラインよりも早くなっているのはなぜですか?

連結アカウントは、未対応の確認要件が存在するため、情報を提供する必要があります。

アカウントで、期日に到達していない要件のステータスが「有効」になっています。これらのアカウントで対応を行う必要はありますか?

このような要件は、後日に一定の決済額のしきい値を超えた後、特定の連結アカウントに対して適用される場合があります。このしきい値に達すると、当該のアカウントはまもなく制限対象になります。プラットフォームと連結アカウントには、入金や支払いが一時停止される前に更新された情報を提出するために 14 日間の猶予期間が与えられます。また、今後の制限に先回りして対応するために、必要な情報をいつでも提出できるように事業者側でアカウントを支援することもできます。

他の種類の連結アカウントにとって、期日は何を意味しますか?

この記事で説明されている適用のスケジュールや、入金の一時停止と支払いの一時停止の日付は、Custom 連結アカウントのみに当てはまるものです。

他の種類の連結アカウント向けの更新された要件は、別のスケジュールで適用されます。他の種類の連結アカウントの期日には、入金が一時停止される日付が反映されます。Stripe では、更新された要件が有効になる際に、これらのユーザーに直接連絡します。これらのユーザーは、Stripe ダッシュボード、Express ダッシュボード、または埋込型コンポーネントで対応を行うことができます。