未請求残高:プラットフォームについてのよくあるご質問

注意: この記事は、未請求のアカウント残高などの未請求資産がある非アクティブな連結アカウントが存在することを Stripe から通知されたプラットフォームに関するものです。

概要

アメリカの州の法律では、他者に代わって資金を管理している会社に対し、非アクティブなアカウントの未請求資産を報告し、移管することを義務付けています。Stripe では、弊社をご利用いただいている企業に代わってこのプロセスを処理しています。

Stripe はこのプロセスの一環として、非アクティブな連結アカウントに未処理または未請求の残高がある場合、その旨を郵送で連結アカウントに通知します。連結アカウントから反応があった場合は、当該残高の入金を試みます。連結アカウントが Stripe からの通知に応答しない場合、該当するアメリカの州に未処理の残高を移管します。州の締め切りに合わせて、Stripe は複数回アプローチを行います。また、通知と移管のプロセスを効率化するため、同様の期限が設定された州をグループ化しました。

Stripe は、今後の復帰財産サイクルの対象となる非アクティブなアカウントの数を判断し、影響を受ける非アクティブなアカウントのレポートを提供します。非アクティブなアカウントのリストを確認し、プラットフォームサポートの連絡先やログインアクティビティなど、追加情報がある場合は Stripe に修正をリクエストすることをお勧めします。

レポートはできるだけ早いリリースを予定しています。そうすることで、非アクティブなアカウントの一覧を確認するための期間を 3 週間以上確保でき、当該アカウントの再アクティブ化や入金などの対応を事前に行ったり、Stripe が連結アカウントに連絡しなければならなくなる前に修正リクエストを送信したりできます。

この改善策の影響を受けるプラットフォームを教えてください。

現時点では、Stripe, Inc. でアカウント登録を行ったプラットフォームと、(アメリカの州で) 非アクティブであると特定されたその連結アカウントが、今回の対象になります。Stripe の復帰プロセスの対象となる非アクティブなアカウントがある場合、Stripe ダッシュボードとメールで通知が届きます。

「非アクティブ」な連結アカウントにはどのような影響がありますか?

アメリカの州では、企業は未請求資産を州に報告し、移管することが義務付けられています。現在、Stripe をご利用の企業に代わって、弊社がこれを行っています。Stripe は、非アクティブな連結アカウントに、未払いや未請求の残高について郵送で通知し、それらの残高を当該の連結アカウントに送金または入金するように努めています。連結アカウントが Stripe の通知に返答しない場合は、こうした未払いの非アクティブな残高を、適切なアメリカの州に移管します。該当する州に売上が移管された後で、非アクティブな連結アカウントがこれを取り戻したい場合は、該当する州の機関に売上を請求する必要があります。

アメリカの州では、アカウント所有者の最後に確認された住所に基づき、未請求資産を州に報告し、移管することを企業に義務付けています。個人または企業が受け取るべき現金やアカウント残高のうち、当該の個人や企業による取引が一定期間 (通常は 3 年以上) 行われていないものは、未請求資産に該当します。

連結アカウントに関連する未請求資産を Stripe が保有する理由を教えてください。

売上が連結アカウントの残高に移動された後、一度も銀行口座に入金されていない場合、Stripe はその連結アカウントの分配されていない売上を保有する可能性があります。これには、次のようなさまざまな理由が挙げられます。

    • 連結アカウントが所有する銀行口座を閉鎖し、Stripe が売上を分配できなかった
    • 連結アカウントが Stripe に対して売上を入金するように指示しなかった可能性があるか、Stripe が売上を入金する指示を受け取らなかった
    • 売上の入金に必要な連結アカウントのデータが不明確または不十分だったために、入金を実行できなかった
    • その他

連結アカウントの Stripe アカウントでの未請求の残高に関して Stripe が問い合わせてきた理由を教えてください。

Stripe は、アメリカの州法に従ってお客様とその連結アカウントに問い合わせを行っています。Stripe が問い合わせを行うのは、弊社に法的義務がない可能性がある場合でも、過去数年間にわたって非アクティブなアカウントに対処するために、未請求資産を適切なアメリカの州に報告および移管する予定であることをお知らせするためです。

そのため、このプロセスにおける最初のステップは、アカウント所有者にこれらの残高について通知し、プラットフォームの連結アカウントが非アクティブなアカウントの残高の所有権を主張できるプロセスを提供することです。このような通知は連結アカウントに届ける必要があるため、Stripe では、お客様がその連結アカウントから通知や未請求の売上に関する質問を受けた場合に、これらの通知についてお知らせしています。


未請求残高の金額を把握する

Stripe は、連結アカウントが非アクティブであり、その残高が未請求資産に該当することをどのように判断するのでしょうか?

未請求資産の場合、Stripe を操作しない (ログイン、取引残高、またはサポートへの問い合わせがないなど) の期間がアメリカの州によって義務付けられている上限 (通常、3 年または 5 年間) を超えると、連結アカウントは非アクティブと見なされます。

それぞれの復帰財産サイクルが近づくにつれて、Stripe は連結アカウントの残高と、それらの残高に関して (Stripe ダッシュボード、Express ダッシュボード、Stripe サポート、支払いの処理などを介して) Stripe に連絡した最後の日付を確認します。連結アカウントとの最後の連絡からの期間が特定のアメリカの州によって義務付けられている上限を超えている場合、当該のアカウントは非アクティブとなり、それらのアカウントに含まれる残高は未請求資産と見なされます。

関連する連結アカウントが複数のアカウントを所有しており、より頻繁に使用されている他のアカウントに関して Stripe に問い合わせている場合はどうなりますか?それによって、非アクティブな残高にどのような影響がありますか?

連結アカウントが「非アクティブ」かどうかの分析はアカウントごとに判断され、アカウント所有者の本人確認に基づいてまとめて判断されることはありません。そのため、特定の連結アカウントが非アクティブであっても、その他の連結アカウントが引き続き有効になる場合があります。


非アクティブな連結アカウント残高の所有権を主張する

連結アカウントが非アクティブな残高の所有権を主張できるようにするには、どうすればよいですか?

Stripe から連結アカウントに、非アクティブなアカウントがあり、そこに未請求の売上があるとの通知が届き、その売上がそれぞれの連結アカウントに支払われるものであることが判明した場合には、連結アカウントと連携して、当該の残高の所有権を主張する必要があります。アカウント残高について、連結アカウントに手動入金を送信することで、このプロセスを実行できます。

連結アカウントが返答しない場合や、非アクティブな残高の所有権を主張しない場合はどうなりますか?

受け取った文書に記載されたタイムラインに沿って連結アカウントが返答しなかった場合、Stripe は連結アカウントの最後に確認した住所を添えて、非アクティブな残高を適切なアメリカの州に送金します (「復帰」させます)。その後、連結アカウントは州の未請求資産に関するウェブサイトにアクセスし、その州に直接、資産の所有権を主張する必要があります。連結アカウントが未請求資産をアメリカの州から取り戻すうえでの期限はありません。

未請求の残高が適切な州に報告された後、Stripe は連結アカウントが未請求残高の所有権を直接その州に主張できるように支援してくれますか?

いいえ。Stripe では、非アクティブなアカウントの売上を適切なアメリカの州に送金した後に、連結アカウントの元へ戻すことを支援することはできません。該当する州に売上が移管された後で、非アクティブな連結アカウントがこれを取り戻したい場合は、該当する州の機関に売上を請求する必要があります。

該当する州の機関に直接問い合わせる方法については、こちらの Stripe サポート記事に記載されていますので、必要に応じて連結アカウントにお知らせください。


Connect プラットフォームの連結アカウントへの影響

Stripe が連結アカウントに問い合わせを行うことはありますか?その手段は?

はい。ただし、一部の連結アカウントに限ります。Stripe では、アカウントが非アクティブであり、未請求資産として報告可能であると判断するのに十分な期間 (通常は 3 年以上取引がない場合がこれに当てはまりますが、州によって異なります) にわたってアカウントの取引が発生しなかった連結アカウントにのみ、問い合わせを行っています。この文書では、非アクティブなアカウント残高があることを連結アカウントに通知し、当該の残高の所有権を主張する方法についての指示を連結アカウントに提供しています。各州の未請求資産に関する法規定では、こうした問い合わせ (デューデリジェンスと呼ばれます) が義務付けられており、当該の問い合わせを記録することが求められています。こうした文書は、州による監査の対象になります。また、これらの法律では、所有者に問い合わせなければならない場合の手段についても規定されています (電子通信、普通郵便など)。

Stripe, Inc. でアカウント登録を行ったすべてのプラットフォームについて、アメリカの連結アカウントが未請求のアカウント残高がある非アクティブなアカウントであると見なされた場合、Stripe はアメリカの各州の未請求資産に関する法律に従い、アメリカの国内郵便を利用して連結アカウントに直接問い合わせを行います。

Stripe は、お客様のサポートチームが連結アカウントからこの件に関する質問が来ることを認識できるように、こうした問い合わせが開始される時期について助言を行います。また、サポートチームによる対応作業を支援するために、参照用のデューデリジェンス文書のテンプレートや、関連性の高い Stripe サポートの記事とよくあるご質問へのリンクを提供しています。

Stripe は連結アカウントに何を送付しますか?

連結アカウントが非アクティブであり、復帰財産の対象となっていることが通知された場合、Stripe ではその連結アカウントに文書を送付して、非アクティブなアカウントがあることや、そのアカウントの残高、Stripe に連絡するための手順をお知らせします。以下にあるデューデリジェンス文書のテンプレートはサンプルであり、連結アカウントに物理的に郵送される手紙を正確に表したものではありません。

Stripe - Sample Due Diligence Letter.pdf


プラットフォームとしての次のステップ

プラットフォームとして、未請求資産に関するプロセスを処理することはできますか?

これらの要件はきわめて詳細で負担が大きいうえに、多くの場合、手作業および対面で進めることになります。こうした事実を踏まえたうえで、Stripe は各プラットフォームにこれらの要件を満たすように求める代わりに、これらの要件に幅広く積極的に対応しています。Stripe はこれらの非アクティブな連結アカウントに未払いや未請求のアカウント残高について通知し、それらの残高を当該の連結アカウントに送金または入金するように努めています。また、非アクティブな連結アカウントが Stripe の通知に返答しない場合は、こうした未払いの非アクティブなアカウント残高を、適切なアメリカの州に移管します。

ご不明な点がございましたら、担当のアカウントチームにご連絡いただくか、サポートにお問い合わせください。懸念を解消できるように努めます。

州に売上が移管された後で連結アカウントの復帰財産の状況をダッシュボードで確認できますか?

Stripe はその事業者の残高がゼロになるように調整して、州に売上を移管します。連結アカウントのアカウント残高が州に移管されるか引き出された後に、残高変動の調整を確認することができます。調整の説明として、アカウント残高が該当する州に移管されたこと、申請の期限、デューデリジェンス文書の参照番号が示されます。

今、何をする必要がありますか?

未請求残高のある非アクティブなアカウントの一覧をダウンロードして確認することをお勧めします。非アクティブなアカウントの一覧にアクセスする方法については、こちらをご覧ください。

このレポートは .csv 形式でダウンロードできます。以下のような確認が必要になります。

    • 一覧にあるユーザーが、貴社との間で何らかのやり取りを行ったかどうか (例: サポートへの問い合わせ、貴社のダッシュボードへのログイン、その他の連絡)
    • 表示されている残高が正確かどうか
    • ユーザーに対して不正利用のフラグが設定されているかどうか
    • ユーザーに対してコンプライアンスホールドがあるかどうか

非アクティブなアカウント一覧を確認し、レポート内の情報に同意できる場合、それ以上のご対応は必要ありません。レポート内の情報に同意できない場合は、サポートへのお問い合わせにより修正をリクエストできます。非アクティブなアカウント一覧の修正をリクエストする方法については、こちらをご覧ください。

一部の連結アカウントから、デューデリジェンス文書を受け取った後に連絡が届き、非アクティブなアカウント残高を入金するように依頼される可能性があります。連結アカウントについてのよくあるご質問をご覧いただくと、ユーザーの支援に役立ちます。

その他の質問に関する問い合わせ先を教えてください。

その他の質問に関しては、担当のアカウントチームにご連絡いただくか、サポートにお問い合わせください

これで問題は解決しましたか?
一般的なトピック
一般的なトピック