Internet Reader への接続時に Stripe Terminal JavaScript SDK に DNS エラーが発生する場合

注: DNS による接続の問題が頻繁に発生する場合は、サーバー主導型の連携モードの検討をお勧めします。このモードでは Stripe API がユーザーの POS とリーダーの間に介在しています。

概要

一部の DNS プロバイダーは、ローカル IP アドレスの DNS 解決をブロックします。DNS 解決が成功しているかどうかを確認するには、リーダーで設定に移動して、診断を選択し、DNS 解決テストの結果を確認します。Stripe Terminal では、部分修飾ドメイン名 *.[random-string].device.stripe-terminal-local-reader.net を使用します。これにより、BBPOS WisePOS E または S700 のローカル IP アドレスに対して解決を行います。DNS プロバイダーがローカル IP の解決をブロックしている場合、以下のいずれかの DNS プロバイダーを使用するようにネットワーク設定を変更する必要があります。

この影響を受けるのは Stripe Terminal JavaScript SDK のみである点にご注意ください。Stripe のスマートリーダーとの通信にサーバー主導型連携または Stripe のいずれかのモバイル SDK (Android、iOS、React Native) を使用している場合、この影響を受けることはありません。

DNS 設定の変更が必要な場合:

ルーター設定にアクセスできる場合は、対面支払いを受け付けている場所のルーターで、この変更を行うことをお勧めします。この方法により、その場所のすべてのデバイスで正しい DNS 設定を受け取ることができます。

もしくは、ご利用の POS デバイスのシステムに応じて以下の手順を使用してください。

ルーターの DNS を変更する:

スマートリーダーが複数台ある場合、POS ごとに DNS 設定を変更することを避けるために、ネットワークルーター上の WiFi の DNS を修正することもできます。ルーターの DNS を上記に挙げた知名度の高いプロバイダーに変更することで、通常のインターネットトラフィックに影響が及ぶことはなくなるはずです。

ルーターの DNS 設定の変更手順の例については、こちらをご覧ください。

デバイスの DNS を変更する:

Microsoft Windows:

POS として Windows マシンを使用している場合、こちらまたはこちらに記載した手順に従って DNS 設定を変更してください。注: DNS 設定の修正にはデバイス管理者権限が必要になる場合があります。Stripe Terminal で使用している Windows マシンごとに DNS を変更する必要があります。

Apple デバイス:

Mac を使用している場合、こちらの手順に従って macOS の POS DNS 設定を変更してください。iPad を使用している場合、こちらの手順に従ってください。注: DNS の修正にはデバイス管理者権限が必要になる場合があります。POS として使用している Apple デバイスごとに DNS の変更が必要になります。

ブラウザーの DNS を変更する:

Google Chrome や Firefox といった最新のブラウザーの大半は、DNS over HTTPS を使用することによって、直接ブラウザーで使用する DNS の修正に対応しています。ブラウザーで使用する DNS の修正手順の詳細については、こちらをご覧ください。注: POS として使用するブラウザーごとに DNS の変更が必要になります。

Firefox:

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Chrome:

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Apple Safari は現在 DNS over HTTPS に対応していないため、DNS の変更をデバイス自体で実行する必要がある点にご注意ください。

その他の情報