Tap to Pay を導入すると、対応する個人用デバイスと Stripe Terminal SDK を使って対面の非接触型決済を受け付けることが可能になります。導入には、Terminal SDK と、Android または iOS の専門知識が必要です。iOS の技術的な実装に関するドキュメントはこちら、Android の技術的な実装に関するドキュメントはこちらをご覧ください。
Tap to Pay on iPhone は、現在、オーストラリア、イギリス、アメリカで利用できるほか、フランスとオランダでプライベートベータ版をご利用いただけます。アメリカ、オーストラリア、フランス、オランダ、イギリス以外の国のプラットフォームや加盟店はご利用いただけません。ベータプログラムへの参加をご希望の場合は、お問い合わせください。
Tap to Pay on Android は、シンガポール、イギリス、アメリカ、ニュージーランドで一般提供されており、オーストラリア、カナダ、オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、アイルランド、ルクセンブルク、マレーシア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイスではベータ提供されています。
お住まいの国で Tap to Pay の利用をご希望の場合は、ぜひお知らせください。提供可能になりましたら、ご連絡いたします。
Tap to Pay on iPhone で使用される iOS SDK には、次の基準を満たす iOS モバイルデバイスが必要です。
注: iPad は NFC 読み取り機能を備えていないため、現時点ではご利用いただけません。
Tap to Pay で使用される Android SDK には、次の基準を満たす Android デバイスが必要です。
カスタム UI の対応デバイスの一覧は、こちらでご確認ください。
Tap to Pay on iPhone ライブラリーを導入すると、Visa、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、ディスカバーの非接触型カードや NFC ベースのモバイルウォレット (Apple Pay、Google Pay、Samsung Pay) による支払いを受け付けることが可能になります。ディスカバーにはアメリカでのみ対応しています。
Tap to Pay on Android ライブラリーを導入すると、Visa、Mastercard、アメリカン・エキスプレスの非接触型カードや NFC ベースのモバイルウォレット (Apple Pay、Google Pay、Samsung Pay) による支払いを受け付けることが可能になります。
最新の料金体系については、https://stripe.com/pricing をご覧ください。
はい。Tap to Pay 取引は、ダッシュボードで他の Terminal 取引と同様に「Card Present (対面支払い)」として識別できます。Stripe Terminal と同様、支払いカードの受け付けに Tap to Pay を利用している加盟店は、Tap to Pay 取引で不正利用に関する不審請求の申請が出された場合、その責任を問われることはありません。
Stripe Terminal (Tap to Pay を含む) はデフォルトで E2EE を提供しています。Tap to Pay を利用するユーザーは、ダッシュボードの Compliance Settings (コンプライアンスの設定) から、事前入力済みの SAQ C ドキュメントに直接アクセスできます。
注: Tap to Pay は P2PE の使用には対応していません。
Tap to Pay 取引は、ダッシュボードで他の Terminal 取引と同様に「Card Present (対面支払い)」として識別できます。現時点では、ダッシュボードで他の種類の対面支払いと Tap to Pay 取引を区別することはできません。ユーザーは、ハードウェアデバイスを除き、同じダッシュボード機能 (レポート機能、返金など) を引き続きご利用いただけます。現在、リーダーの一括管理の目的で Tap to Pay デバイスをダッシュボードで追跡することはできません。
現時点では、この機能は提供されていません。
Tap to Pay on iPhone は、Terminal iOS SDK のバージョン 2.23 以降で PIN の受け付けに対応しています。
Tap to Pay on Android は現時点では PIN に対応していません。ユーザーが非接触型の限度額を超える金額を請求しようとした場合に、カード保有者が支払い口座のフォールバック用 PIN を送信して取引を完了することはできません。
代わりに、ユーザーは現場にある従来型の決済端末をデフォルトのバックアップオプションとして使用したり、スキャン可能な QR コードを表示して CNP 取引による決済を依頼したりすることができます。
地域別の非接触型の限度額については、Stripe のサポート Q&A ページに記載されています。注: Apple Pay や Google Pay などのデジタルウォレットには、一般に取引限度額はありません。
すべての購入者が非接触型の支払い方法を利用できるわけではありません。非接触型の支払いが利用できない場合や失敗する場合、ユーザーは Tap to Pay から Terminal カードリーダーに切り替えて支払いを回収できます。ただし、1 台のカードリーダーに対して有効な接続は一度に 1 つだけなので、カードリーダーにすでに接続済みの場合は、接続を解除する必要があります。
Tap to Pay には NFC 技術が必要ですが、タブレットの多くはこの技術が搭載されていません。
iPad は現在、NFC に対応していないため、iPad では Tap to Pay on iPhone は使えません。
Tap to Pay on Android は Samsung Galaxy Active 3 デバイスなどの一部の Android タブレットで動作しますが、タップ画面はまだ最適化されていません。
はい。ユーザーは Tap to Pay を導入する前にまず Terminal SDK の導入を完了しなければなりません。詳細については、iOS 用または Android 用のドキュメントをご覧ください。
はい。ユーザーが Tap to Pay の機能にアクセスするには、2 セットの SDK をインストールする必要があります。Tap to Pay SDK を導入する前に、まず Terminal SDK を完全に導入しなければなりません。詳細については、iOS 用または Android 用のドキュメントをご覧ください。
Stripe ダッシュボード iOS アプリを使用して、対面での Tap to Pay による支払いを受け付けることができます。ご利用を開始する方法については、こちらをご覧ください。
Android 用の構築済みのモバイル POS アプリケーションは現時点では提供されていません。
位置の確認のため、Terminal 取引の際は GPS データが収集されます。Tap to Pay は、国境を越えると使えなくなります。新しい国が検知された場合、Tap to Pay 取引は自動的に拒否されます。この機能について、追加の実装作業は必要ありません。
はい。ユーザーは現在、iOS シミュレーターと Android シミュレーターで支払い回収フローをシミュレーションできます。
はい。Tap to Pay は、React Native で構築されたアプリに対応しています。
はい。Tap to Pay は、将来オンラインで再利用するためにカードの詳細情報を保存する既存の Terminal 機能に対応しています。カードの保存機能は物理カードにのみ適用され、モバイルウォレットには適用されません。
リーダー上のチップ処理 (こちらのドキュメントを参照) は Tap to Pay に対応していません。支払いの回収前に、ユーザー自身で構築したチップ処理画面を自由に実装できます。あるいは、支払いの回収後にチップ処理用のオーソリ後フロー (このフローについてはこちらを参照) を利用することもできます。ただし、オーソリ後のチップ処理は、支払いの回収後 3 分以内に完了する必要があります。よりスムーズなユーザー体験を実現するため、支払いの回収前にチップ処理画面を表示することをお勧めします。
いいえ。オフラインモードは Tap to Pay に対応していません。
いいえ。Tap to Pay レベルでカードの種類を制限する機能は提供されていません。
はい。こちらのドキュメントをご覧ください。
PaymentIntent で on_behalf_of パラメーターを使用する場合は、必ず SCPLocalMobileConnectionConfiguration で Connected Account ID を提供してください。詳細については、iOS 用または Android 用のドキュメントをご覧ください。
現時点では、Tap to Pay 用の iOS または Android の UI をカスタマイズすることはできません。
Tap to Pay on Android では、取引 UI は Stripe により処理されます。スマートフォンが初めてリーダーとして接続されると、Stripe の「デフォルト」画面が表示されます。その後、2 回目以降の取引では、各デバイスの NFC チップの位置 (右上、左上、中央など) に合わせてカスタマイズできるタップゾーンのプロンプトが表示されます。タップゾーンが不明な場合は、デフォルトの画面が使用されます。導入の際にタップゾーンをカスタマイズする必要はありません。
Terminal の iOS SDK または Android SDK の標準的な導入が完了していれば、Tap to Pay on iPhone や Tap to Pay on Android の導入は非常にシンプルで簡単に行えます。平均すると、エンジニア 1 人で 2 週間以内に完了します。
Tap to Pay on iPhone に関連するよくあるご質問については、Apple 加盟店のよくある質問をご覧ください。
ユーザーが初めてローカルリーダーに接続すると、Apple の Tap to Pay on iPhone 利用規約が表示されます。加盟店が Apple への登録を完了するには、ビジネスを表す有効な Apple ID を指定した後で規約に同意する必要があります。このフローは、Stripe アカウントごとに 1 回 だけ実行すれば十分です。デバイスにかかわらず、同じ Stripe アカウントを使う 2 回目以降の接続では、このフローがスキップされます。
加盟店のリンクの詳細については、Apple の Tap to Pay on iPhone に関するよくある質問で「Tap to Pay on iPhone Business Information (Tap to Pay on iPhone で使用されるビジネス情報)」のセクションをご覧ください。
支払いカードの読み取りを開始する前に、使用するデバイスを適切に設定する必要があります。この設定は、初めて Tap to Pay on iPhone を使用するすべてのデバイスについて行わなければなりません。デバイスの初期設定には最大で 2 分程度かかります。その後の設定の更新は通常、数秒で完了します。詳細については、「Handle device setup (デバイスの設定の処理)」セクションをご参照ください。
あるアカウントがローカルリーダーに初めて接続すると、Tap to Pay on iPhone の利用規約が自動的に表示されます。これは Terminal SDK によって暗黙的に処理されるため、利用規約フローをトリガーするための追加のコードは必要ありません。
ある Connect サブアカウントがローカルモバイルリーダーに初めて接続すると、Tap to Pay on iPhone の利用規約が表示されます。同意した後、そのアカウントで利用規約が再び表示されることはありません。
権限を持つユーザーが利用規約に同意するよう、ユーザー登録時に加盟店がガイダンスを提供することをお勧めします。
プラットフォームは、ここでビジネス名を設定できます。デフォルトでは Connect アカウント名が使用されますが、必要に応じて上書きできます。正確なビジネス名を指定してください。
現時点では、Apple の ProximityReader API を Stripe で直接使用することはできません。ProximityReader を適切に使用するには、Apple との直接の関係を通じてリーダー接続トークンを発行する必要があります。
いいえ。お客様の POS アプリケーションで支払いを回収する準備ができたときに表示される Tap to Pay on iPhone の UI はカスタマイズできません。
すべての Terminal ハードウェアリーダーでは位置情報を設定する必要があります。これは Stripe の既存の要件であり、Tap to Pay on iPhone にも適用されます。
Stripe ユーザーが作成した Tap to Pay on iPhone アプリケーションは、Apple App Store の標準的な審査を受けることになります。アプリを構築する際は、必ず Apple の Tap to Pay on iPhone に関するヒューマンインターフェイスガイドラインを考慮してください。
こちらの Apple Developer サイトから資格を直接申請できます。
お使いの Android デバイスが NFC に対応しているかどうかは、デバイスの設定画面でご確認いただけます。設定画面に NFC オプションがあれば、NFC に対応しています。Tap to Pay を利用するには、このオプションがオンになっていることをお確かめください。
現時点では、ディスカバーに対応する予定はありません。
terminal-announce@lists.stripe.com にご登録ください。変更予定については 3 カ月以上前に通知することを目標としていますが、SDK にセキュリティ上の重大な脆弱性が見つかった場合は、早急に SDK の更新が必要となることがあります。
さらに、Tap to Pay on Android には公開の変更ログがあります。
Stripe サポートにお問い合わせください。
Apple 関連の問題については、以下のリソースが役立ちます。