より明確かつ簡潔で見やすい規約へ
Stripe プロダクトのラインナップが増えてきたため、法的規約を整理して、より簡潔で理解しやすい内容、見やすい構成へと変えています。新たに再構成された Stripe 利用規約 (Stripe のグローバル契約体系と整合) には、(a) 各 Stripe サービスに適用される一般規約、および (b) Payments、Connect、Terminal などの特定の Stripe サービスに適用される追加規約が含まれています。Stripe のサービスにアクセスしたり利用したりする際は、Stripe 利用規約およびそのサービスに関連するサービス規約 (該当する規約が存在する場合) が適用されます。
利用規約へのデータ処理契約の統合
Stripe 利用規約に、Stripe による個人データの処理方法を規定するデータ処理契約 (DPA) が明示的に統合されました。Stripe のデータ処理行為について、詳細は DPA、Stripe プライバシーポリシー、Stripe プライバシーセンターをご確認ください。
IP の侵害に関する第三者からの請求に対する保護
お客様による弊社のテクノロジーまたはサービスの利用が第三者の知的財産権を侵害しているという請求がなされた場合、そのような請求に対して弊社がお客様に提供する保護について説明するセクションを追加しました。具体的には、a) その保護が提供される場合と提供されない場合、b) そのプロセスの仕組み、c) そのようなケースで弊社が取る可能性のある措置について説明しています。
お客様のビジネスに関連するリスクから Stripe および弊社パートナーを保護するために弊社が取り得る手順を明確化
お客様の代理で行う決済取引のそれぞれについて、Stripe と弊社の財務パートナーは金融リスクとクレジットリスクにさらされます。改定後の規約では、このリスクへの防御手段として Stripe が一定の措置 (お客様に対してリザーブを設定する、サービスを一時停止するなど) を取ることができることを規定しました。この規約改定の一環として、いつ、どのような方法でこの措置を取ることができるのかを明確にしました。Stripe の取り組みは決済業界の標準に沿ったものであり、これにより、堅牢で信頼性が高く、持続可能なサービスをすべてのユーザーに提供し続けることができると考えています。
資金の投資
お客様への入金を行う前に、資金をどのように保持しているかを明確にしました。資金はプール口座に保管され、関係法令に従って流動性の高い投資に投資されます。信用度の高い流動性資産からなる多様なポートフォリオで資金を管理することは、リスクと流動性管理の重要な手段であり、弊社のビジネスを運営する上で欠かせない部分です。重要な点として、潜在的な投資によって、お客様に対する弊社の入金義務が変わることはなく、影響を受けることもありません。
Stripe に対するお客様の未払い手数料その他の資金の回収方法をより明確にして方法を追加
今回の改訂で弊社の手数料に対する変更はありませんが、改定後の規約では、Stripe に対するお客様の未払い手数料その他の資金をいつ、どのような方法で Stripe が回収するかをより明確にしました。通常はお客様に売上を送金する前に取引ごとに手数料を回収しますが、お客様に対して請求書を発行することや、お客様が弊社に支払うべき金額を、弊社で保持しているリザーブ、お客様の Stripe アカウントの残高や銀行口座、あるいは関連する口座 (お客様の関連会社が保有するものを含む) から差し引くこともあります。弊社がいつ、どのような方法でお客様の銀行口座から差し引くことができるかについての詳細情報も提供しています。
お客様のビジネスの財務状態または状況について弊社が必要とする情報のさらなる明確化
弊社がお客様に提供するサービスの性質を鑑み、弊社はお客様の財務状態およびお客様のビジネスに関連するリスクを評価するために追加情報を必要とする場合があります。改定後の規約では、(i) お客様に求める情報の種類をより詳細に記載し、(ii) お客様のビジネスが破産事件に直面した場合、お客様のビジネスまたは財務状態に重大な変更があった場合、あるいはお客様のビジネスが規制当局やその他の機関から調査を受けていることを通知された場合、弊社に即時に通知することを義務付けています。
弊社によるお客様の商標の使用が許可される場合 (およびお客様が弊社の商標の使用を許可される場合) についての詳細情報
Stripe では、弊社との関係を外部に知らせたいというご要望や、弊社の名称やロゴを使用したいというご要望をたびたび受けています。弊社といたしましても、お客様の商標を使用してお客様を (マーケティング資料や弊社ウェブサイトなどで) Stripe ユーザーとして紹介したい場合があります。どのような場合に (どのような方法で) 相手の商標を使用できるかを明確にすることはお客様と弊社の双方にとって有益であるため、改定後の規約の「商標の使用」に関する部分と商標の利用規約 (詳細はこちら) の両方を更新し、お互いの商標に関して何ができるか (および何ができないか) を明らかにしました。
プロダクトの規約
特定の Stripe プロダクト (Payments、Connect など) にアクセスする、またはご利用になる場合は追加の規約が適用されるように弊社の利用規約を再構成しました。これらの規約は SSA に含まれているため、契約方法が簡略化され、各 Stripe プロダクトの利用に際して適用される追加の規約を明確に把握できるようになっています。一般規約の前回の改定以後、Stripe Connect 利用規約に新しいプロダクトおよびサービス (属性ベースの連結アカウントタイプや Stripe Managed Risk サービスなど) に対応するセクションも追加しています。さらに、新しい Stripe Vault and Forward サービスの規約も追加しました。
改定前の規約は、こちらから確認できます。