SOFORT が Klarna に統合され、独立した決済手段としては廃止

SOFORT は、オーストリア、ベルギー、ドイツ、オランダ、スペインで人気の高い銀行振込手段です。2014 年に Klarna が SOFORT を買収し、Klarna の決済手段「Pay Now」と統合しました。これにより、買い手は紐付けられているカードや銀行口座を使ってすぐに支払いを行えるようになりました。Stripe の利用企業は決済時に別々の決済手段として SOFORT と Klarna に対応可能です。

変更点

2024 年 11 月 29 日以降、SOFORT による支払いを受け付けることができなくなります。SOFORT は Klarna に統合されます。プラットフォームやマーケットプレイスにも適用されるため、顧客への SOFORT の提供を終了する必要があります。

買い手からの銀行送金による支払いを今後も受け付けるには、以下の決済手段を使用してください。

Pay by Bank - 現在イギリスで利用可能です。2025 年にはドイツでも利用可能になる予定です。早期アクセスの登録については、Pay By Bank のドキュメントをご覧ください。

SOFORT とこれらの決済手段の相違点については、こちらで詳しく解説しています。

期限の延長をリクエストすることはできますか?

いいえ。これは Stripe が決定した期限ではないため、延長することはできません。

対応しない場合、どうなりますか?

ご対応いただけなかった場合、利用者の決済画面や設定ページに SOFORT が有効な決済手段として表示される可能性があります。その場合、買い手が SOFORT で購入しようとすると、Stripe から 400 エラーコードと一般的なエラーメッセージが返されます。ビジネスに支障をきたさないように、2024 年 11 月 29 日までに必要な変更を完了させることを強くお勧めします。

どのような対応が必要ですか?

必要な対応は Stripe の連携方法によって異なります。手順の概要は以下のとおりです。詳細については、導入ガイドをご覧ください。

  1. 構築済みのシステムを変更し、決済手段としての SOFORT の受け付けを停止します。
  2. SOFORT 用の新規アカウント登録のリクエストを行っていないことを確認します。
  3. サポート記事、ダッシュボード、ドキュメントを更新して、SOFORT が利用不可になったことを記載します。
  4. (任意) 銀行振込で「Pay Now」の提供を継続できるよう、Klarna を決済に導入します。

また、プラットフォームまたはプラグインを運営している場合は、SOFORT 用の新規アカウント登録のリクエストを行っていないことを確認してください。

必要に応じて、SOFORT スタンドアロンプロダクトの廃止についてサポート資料や導入資料を更新し、関係のあるチームへのトレーニングを行います。

継続支払い

SOFORT の支払いによって開始された既存の SEPA ダイレクトデビットの同意書は、11 月 29 日以降も有効です。SEPA ダイレクトデビットと SOFORT は異なる決済手段であるためです。継続支払いなど、SOFORT を使用して将来の支払いを設定する方法をご確認ください。

返金

返金は 11 月 29 日以降も引き続き通常どおりに処理されます。SOFORT の支払いでは、元の支払い日から最大 180 日後までの返金が可能です。

不審請求の申請

SOFORT は不審請求の申請に対応していません。SEPA ダイレクトデビット支払いに対する不審請求の申請は、SEPA ダイレクトデビットの不審請求の申請プロセスに従って処理されます。