フィンガープリントとは、Stripe アカウントにおける特定のカード番号または銀行口座と対応する一意の識別子のことです。つまり、すべてのフィンガープリントをデータベースに記録しておけば、リピート顧客を特定することができます。顧客により新しいカードまたは銀行口座が追加された場合、そのフィンガープリントが過去にあったかどうかをまずデータベースで確認してから、顧客を作成するか、エラーを返すかを決定することができます。

カードについては、Payment Method の card.fingerprint プロパティーを使用してください。また、他の支払い形式については、us_bank_account.fingerprint や sepa_debit.fingerprint などのフィンガープリントのプロパティーがあります。

旧タイプの導入方法 (PaymentMethod や PaymentIntent API を利用していない構築済みのシステム) については、Token オブジェクト、Card オブジェクト、Bank Accountオブジェクトでフィンガープリントプロパティーを確認することができます。

フィンガープリントにより、同じカードで何度も登録しようとする行為 (たとえば、同じ割引を受けようとするなど) を検出し、それをブロックすることもできます。また、過去に追加された古いカードと同じフィンガープリントで、有効期限が新しいカードが追加された場合、古いカードを削除するのにも役立ちます。

フィンガープリントは、1 つのアカウントに一意のものです。2 つの違うアカウントに同じカードが追加された場合、フィンガープリントはそれぞれ異なります。連結アカウントを代表してプラットフォームにより作成されたカードと銀行口座には、すべての連結アカウントに共通のフィンガープリントが設定されます。

フィンガープリントはカードの有効期限を全く考慮しないため、有効期限が異なる同一のカード (更新後など) は同じフィンガープリントになることにご注意ください。