macOS 15 で Stripe Terminal JavaScript SDK が想定どおりに機能するようにする

概要

Apple は最新の macOS 15 (Sequoia) アップデートに伴い、ローカルネットワーク接続に影響する変更を行いました。この変更は特に、ローカルネットワークへのアクセスを必要とする Stripe Terminal JavaScript SDK などのアプリケーションに関係します。このようなアプリケーションの場合、ブラウザーアプリに明示的な許可を付与して、ローカルネットワーク上のデバイスを検出して通信できるようにする必要があります。このガイドでは、Stripe Terminal が想定どおりに接続するために必要な手順についてご紹介します。

発生しやすい問題

macOS 15 にアップグレードすると、Stripe Terminal JavaScript SDK がローカルネットワーク上のリーダーに接続できないという問題が発生する場合があります。この問題は、ローカルネットワークへのアクセスに明示的な許可を必要とする新しいプライバシー設定が原因で発生します。

解決手順

1) 最初に表示されるプロンプトでアクセスを許可する

  1. ローカルネットワークデバイスとの通信を行うブラウザーアプリ (Google Chrome など) を初めて起動すると、次のようなプロンプトが表示されます。

google chrome allow image.png

  1. アクション: Allow (許可) をクリックして、ローカルネットワークへのアクセスを許可します。

注: 「Don’t Allow (許可しない)」を選択した場合、Stripe Terminal JavaScript SDK は想定どおりに機能しません。

2) 手動でアクセスを許可する

最初の起動で「Don’t Allow (許可しない)」をクリックした場合、または後でアクセスを許可する必要がある場合は、以下の手順に従ってください。

  1. macOS デバイスの System Settings (システム設定) を開きます。
  2. Privacy & Security (プライバシーとセキュリティ) に移動します。
  3. オプションから Local Network (ローカルネットワーク) を選択します。
  4. 一覧からご利用のブラウザーアプリケーション (Google Chrome など) を探し、ローカルネットワークへのアクセスを許可するスイッチを切り替えます。

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追加情報

Internet Reader への接続時に Stripe JS Terminal SDK で証明書が見つからないエラーが発生する場合

Stripe Terminal スマートリーダーのネットワーク要件

Terminal SDK を使用して POS アプリケーションと Terminal スマートリーダーを接続できない