メキシコにおける不審請求の申請に関する規制とプロセスを考慮し、Stripe ではユーザーに対して事前に対策を講じて、アカウントを不正使用から保護し、不審請求の申請を回避するようアドバイスしています。お客様の Stripe アカウントを保護するために確認すべきいくつかの項目を以下に示します。
アカウントの保護
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アカウントで Radar for Teams を設定し、アカウントで高リスクとして評価されている支払いをレビューの対象にするルールを設定して、それらの支払いを手動で承認できるようにします。https://dashboard.stripe.com/settings/radar/rules
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Radar ルールの設定方法: https://stripe.com/docs/radar/rules
特定の国々からの不正使用が増加している場合、:ip_country: および :card_country: というルール属性 (https://dashboard.stripe.com/test/settings/radar/rules) を使用して、決済の受け付けを望まない国からの決済をブロックするルールを設定できます。
サードパーティーの不正使用防止ベンダーを利用することもできます。
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3DS 認証を使用して取引のセキュリティを強化することを検討します。https://stripe.com/docs/payments/3d-secure#incorporating-3ds
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支払いプロセス中にできる限り多くの情報を収集するようにチェックアウトフォームを設定します。これにより、Stripe やカード発行会社が購入者と支払いの確認制度を高めることができます。収集する情報の例としては、以下が挙げられます。
購入者名
購入者のメールアドレス
セキュリティコード番号
請求先住所と郵便番号
配送先住所 (請求先住所と異なる場合)
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購入者とのコミュニケーション
購入者が利用規約およびポリシーをウェブサイト上ですぐに見つけられるように表示し、同意を求めます。
ウェブサイトで問い合わせ/サポートページを簡単に見つけられるようにします。
購入者に物品を発送する場合には、できる限りオンライン追跡と配達確認に対応している運送業者やサービスを利用します。
明細書表記にわかりやすい名前を設定します (ウェブサイトドメインまたはビジネス名を使用することをお勧めします)。https://dashboard.stripe.com/settings/account
物品の注文配送を 24 〜 48 時間遅らせます。この時間を設けることで、カード保有者が自身のアカウントでの不正使用を発見する可能性があります。
不審請求申請への対応
メールによるアラートに注意し、不審請求の新しい申請をダッシュボードで確認します。https://dashboard.stripe.com/disputes
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不審請求の申請を受け取った場合:
ダッシュボードで「FECHA LÍMITE DE RESPUESTA」の下に表示されている期限までに反証資料を提出します。不審請求の申請が発生するさまざまな理由と、対応時に従うべき手順の詳細については、こちらをご覧ください。https://stripe.com/docs/disputes/categories (スペイン語で利用可能)
購入者に連絡して、対応する前に話し合います。顧客が明細書を見たときに、単に取引を認識していなかった、または忘れていた可能性があります。
不審請求の申請が撤回された場合でも、必ず反証資料を提出する必要があります。反証資料のない不審請求の申請は、加盟店の損失として自動的にクローズされ、不審請求の申請手数料を無駄に支払うことになります。
アカウントで不審請求の申請の数が増えている場合は、アカウントを保護するための対策をもう一度検討します。アカウントを保護する方法に関するヒントはこちらをご覧ください。また、ご質問がございましたら、Stripe のサポートチームにお問い合わせください。