Stripe Express を利用すると、ステーブルコインで直接支払いを受けることができます。手始めとして USDC での受け取りが可能になっています。
ステーブルコインでの利益の受け取りを選択すると、受け取りをスピードアップでき、ステーブルコインの所有と管理も簡単になります。アメリカ国外にお住まいの場合、現地通貨での受け取りに代えて、ドルと連動するステーブルコインで受け取ることが可能です。
アカウント設定に、仮想通貨ウォレットを追加するオプションができました。この仮想通貨ウォレットをデフォルトの入金口座に設定できます。利益をステーブルコインで受け取るには、Base または Polygon ネットワークに対応している仮想通貨ウォレットのパブリックアドレスを指定します。
仮想通貨ウォレットの追加が完了すると、Express アカウントに新たな USDC 残高のタブが追加されます。このタブでは、USDC で行われるプラットフォームからの支払いや、仮想通貨ウォレットへの入金予定を確認することができます。
仮想通貨ウォレットを使用すると、仮想通貨の送信、受信、保管が可能になります。3 種類のウォレット (ホスト型、自己管理型、ハードウェア) があり、ウォレットの作成や管理を効率化するサービスもいくつかあります。
概念上、仮想通貨ウォレットは仮想通貨用の銀行口座と捉えることができます。ただし、仮想通貨ウォレットに仮想通貨が実際に保管されるわけではないことに注意してください。仮想通貨は実際にはブロックチェーン上に公開で保管されています。仮想通貨には、仮想通貨の所有を証明し、仮想通貨を使用可能にするキーが付与されています。具体的には、ブロックチェーン上にはウォレットのパブリックアドレスが表示され、その所有権を証明するために秘密鍵が必要になります (秘密鍵を保護することが極めて重要です)。
現在のところ、Stripe Express では USDC による仮想通貨入金に対応しています。USDC はドル (USD) と連動するデジタルステーブルコインです。USDC の詳細をご確認ください。
現在、Stripe Express では、イーサリアム互換の仮想通貨ネットワークである Base および Polygon ネットワークを介した USDC での入金の処理が可能です。こうしたネットワークは、拡張性の高い設計と最新技術の採用により、イーサリアムのメインネットワークよりも高速で取引を処理でき、取引コストも安くできます。互換性と拡張性を両立しているため、安全に高速で低コストのネットワークを介して支払いを受けることができます。
当該のネットワークはイーサリアムとの互換性があるため、イーサリムウォレットの大半は Stripe に対応できます。登録時にウォレットに Base または Polygon ネットワークとの互換性があることを確認してください。
たとえば、Coinbase Wallet などを使用してウォレットを作成し、Stripe で対応可能なネットワークを介した運用を有効化できます。
通常、支払いがステーブルコインで行われたかドルで行われたかにかかわらず、入金額は 1099 納税申告書で申告する必要があります。発行された 1099 納税申告書に関して問題や不明点がある場合は、プラットフォームに直接お問い合わせください。お客様に固有の税務状況について不明点や懸念事項がある場合は、税務アドバイザーに相談することをお勧めします。
ステーブルコインの所有や取引に関して適用される現地法については、法律顧問や税務アドバイザーにご相談ください。居住国で納税申告が必要な場合は、Stripe が提供している取引履歴をご利用いただけます。
アカウント設定で、登録した入金口座の確認や編集を行うことができます。場合によっては、Stripe Express サポートに連絡して本人確認とウォレットを変更する目的をお伝えいただく必要があります。
アカウント設定では、デフォルトの入金方法を仮想通貨ウォレットから銀行口座やデビットカードに変更できます。このように変更することで、それ以降は、仮想通貨ではなく現地通貨で利益が入金されるようになります。