いずれのカードネットワークでも、不審請求の申請システムにおいて、カード保有者が不審請求の申請を行った後でそれを取り下げることが可能になっています。顧客と友好的に問題を解決して、不審請求の申請を取り下げてもらうように説得できれば、それが最も効果的な方法となります。
この仕組みの詳細については、不審請求の申請の取り下げをご覧ください。
はい、できます。カード発行会社によっては、反証資料が提出されない場合は責任を認めたものとして扱う場合があります。念のため、不審請求の申請理由に異議を申し立てる反証資料を常に提出してください。
ほとんどの場合、認められます。お客様が期限までに反証資料を提出し、顧客が期限内に不審請求の申請を取り下げた場合、カード発行会社は最終的にその不審請求の申請に対する主張が認められたとの結果を返します。
お客様が反証資料を提出しなかった場合や、顧客が不審請求の申請のクローズ後 (または、不審請求の申請のライフサイクル外の別の時期) に取り下げを行おうとした場合は、差戻しにならない可能性があります。
カードネットワーク (Mastercard や Visa など) に関する限り、技術的には、カード保有者はいつでも不審請求の申請を取り下げることができます。ただし、カードネットワーク内の個々のカード発行会社によって、クローズされた不審請求の申請の取り下げに対応する場合としない場合があります。
はい、できます。他の種類の不審請求の申請と同じように、お客様は顧客に取り下げを依頼することができます。顧客はカード発行会社に連絡して、不審請求の申請をキャンセルすることができます。ただし、不正利用に関する不審請求の申請の場合は、顧客としてやり取りしている相手が実際にはカード保有者でない可能性もありますので、ご注意ください。
顧客から取り下げの証拠を回収したり、その証拠を反証資料として提出したりする必要はありません (ただし、不審請求の申請理由に対応する何らかの反証資料は常に提出する必要があります)。
この証拠を回収することで、顧客が実際に不審請求の申請を取り下げたという安心感が得られるかもしれません。また、証拠を反証資料として提出することで、カード発行会社の反証資料審査担当者が、不審請求の申請が実際に取り下げられたことを突き止めやすくなる場合もありますが、これは不審請求の申請のプロセスの一部として明示されてはいません。
含めても問題ありませんが、必須ではありません。重要なのは、反証資料を提出することです。
いいえ。一般的に、不審請求の申請が取り下げられても不審請求の申請プロセスのスピードは上がりません。
取り下げられた不審請求の申請は他の不審請求の申請と同じで、一般的に、カード発行会社は引き続き通常の不審請求の申請タイムラインに従います。取り下げられた不審請求の申請が、主張が認められたとして処理されるまでは、反証資料を提出して異議を申し立てた後で主張が認められた場合と同じタイムラインで行われるものと考えてください。
不審請求の申請に関するカード発行会社の決定を待っている支払いについて、返金を行うことはできません。主張を認めるという決定をカード発行会社から通知された後 (通常の不審請求の申請タイムラインに沿って行われます)、その支払いに対する返金が可能になります。
はい、できます。カードネットワークの観点からすれば、取り下げられた不審請求の申請は「主張が認められた不審請求の申請」と同じで、引き続き不審請求の申請率にカウントされます。不審請求の申請が記録から抹消されるわけではありません。